2010年9月11日土曜日

twitter 枕詞

インターネットが現在のように高速で情報を処理できる理由は、「すべてのことを数字で表す」というデジタル化が根本にあります。
一枚のきれいな絵も数字の羅列ですべてを表現することができるでしょう。

また、検索においても、ドメイン名があり、世界中で唯一のものとして、即座にたどりつけます。

こうした「情報のインデックス」にあたるものが twitter にあってもいい、と思いました。

最初の発想は、自分がつぶやく重要レベルを1〜5 にし、冒頭に付ける機能。

「今日、食欲ないなぁ」というのは、そのつびやきが原因で日米関係が悪化することはないからレベル1とか。「今、センター街で若者が銃で撃ち合ってます」なんてのはレベル5でもいいんじゃないかと。確かに、3と4の差が難しいとか、発信者が5の気持ちでも読む人にとっては1以下なんて情報も山ほどある。でもそれもおもしろい。あるひとのなにげなく思いついた発想は、そのひとにとっては、レベル1でも別の人には金の格言であることも多いでしょう。
そして、retweet を通じて、その数字がなんらかの合算方式で加算されるとなおおもしろそう。

てことを考えてて、それを以前、twitter のなんかのアンケートに送ったこともあります。
きっとスルーされてることでしょう。

今日はまた別で、
twitter の発言の「twitter 枕詞」ができないか、というアイデア。
枕詞という言葉が意味をせばめてしまうかもしれませんが。

和歌には枕詞が使われてきたが、これは言い換えれば、歌のなかでの「情報のインデックス」といえます。

「ひさかたの」といえば、その和歌は、天とか月とか雲とか光に関係することをこれから詠みますよ、というガイドライン。
そのひとことで、聴く方はその「久方モード」にグッと聴く姿勢を一気に傾け気持ちをフォーカスします。

この機能、すごくないですか?
まるでインターネットの検索です。
昔の日本人はすごいことを生み出してました。

これだけで、140文字という限られた文字数のなかでの5文字でだいたいの言いたいイメージを瞬時に分別できるはずです。
枕詞のような言葉は、これから生み出せばいいのです。
枕詞は単純に詠まれる歌の背景とか状況の情報を表しますが、twitter の場合には、自然、社会、文化、ビジネスなどといったカテゴリーの他に、news とか、ひとりごと、とか、意見、とか、そういった形態を示す枕詞が出来てもいいかなと思います。

古来の枕詞を復活させよう、という意図ではなく、
せっかくtwitter も盛り上がり、その盛り上がり状況も日本だけ特異な上昇カーブを描いているので、画期的な文化が生まれてきてもいいなぁと思います。

利点はスピードアップというほかに、やはり、発信者の立場、姿勢がはっきりするのかなと思います。たくさんの事を説明するには文字数が限られ、フォロー、フォロワーもどんどん増えていくでしょうから。

なんにもないところからはじめるのも大変なので、「枕詞」を今風に変形させていくのもおもしろそうだな、と思いました。

ただ、即効性が求められる twieer という性格上、「う〜ん、枕詞が思い浮かばない、枕ことばがわからない」なんてことになりそうです。

このアイデアはレベル1で。

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