2010年8月28日土曜日

ポップス

ポップスとはなんだ?
アイドルのことか?
大衆向けの音楽を指すのか?

先日どこかで耳にした話。
美人とは世の中のすべての女性の平均を形どったものを作ったら、「美人」ができるという仮設。
とか、
もっとも美しい人間のできる目と口のあいだの間隔と顔の横の広さに対する目の位置の間隔で顔の黄金比が割り出せるとか。それにあてはめると、シャナイア・トゥエインがその美人黄金比にあてはまり、アンジェリーナ・ジョリーはあてはまらなかったとか。

どちらが美人かという話しではないが、
つまり、音楽でいうポップスとはこの美人黄金比ではないだろうか。

世の中のあらゆる音楽の平均値。黄金比。それはひとつの美しい音楽だ。
でもそれが好きな人もいればそうでない人もいる。
アンジェリーナ・ジョリーの方が最高だ、という人がいるのと同じだ。
ワイルドなロックンロールが好きな人もいるだろう。

雅楽もあればアフリカンミュージックもあり、レゲエもあれば演歌もある。ロシア民謡もヒップアップもすべての音楽の平均値がポップス。

いろんな要素が凝縮される分、個性が弱いかもしれない。
毒がない分、受け入れやすいかもしれない。

これらがポップスの骨格だ。

さらに、
音楽の場合、そういった音楽のスタイルに加え歴史も自然と取り込まれる。
歴史はお化粧のようなものだろうか。
服装のようなものだろうか。
ファッション性を持って常に今の流行が反映される。
ときには少しレイドバックした感覚が最先端のときもある。

こうして出来上がったものがポップスだ。

そしてもっとも重要なのが聴く人には好みがあることだ。
いくら世界中でこれが一番平均化された素晴らしい音楽で今を捉えているよ、といわれても好きになれないものはなれない。
それはひとつの尺度で測るものではなく、複数の好きになる要因が重なってはじめてその音楽を好きになるからで、そこに聴く人=自分との対話が決め手となるからだ。

ただ単純に人を好きになるのが顔だけでないのと同じですね。

ついでにいえば、ポップスが大好きな人もやっぱり多いですね。
Popular Musicか。

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